喪中のはがき

毎年、この時期になると、慌ただしく年賀状を印刷していたけど、
今年は初めて、喪中葉書を作った。

来月で、父の死から1年になるけれど、まだ信じられなくて、
受け入れられない自分がいる。
喪中葉書を作ることは、なんとなくモヤモヤした形で存在しているこの現実を
否が応でもはっきりした形で突きつけられるしんどい作業だった。

私、なに作ってるんだろう…

そう思いながら、何枚もプリンターから出てくる葉書の文字を見つめた。


昨日、その喪中葉書を見た人から、葉書が届いた。

「ご丁寧に、喪中葉書を送っていただき、ありがとうございます。
お葉書を読みながら、又お父様の声が思い出し、涙がこぼれました。」

と、綴られていた。

その葉書の裏面には、真っ青な空の下に沖縄の首里城が写っていた。

私はもちろんのこと、父も会ったことのない人。

父は元気な頃から、沖縄からお塩や黒糖などを取り寄せていた。
そこのお店の方である。
長い付き合いからなのか、具合が悪くなってきた頃にも
「これを食べて元気になってください」
と、一房に20本以上もついているバナナを送ってくれたり、
見返りなど期待しない心から親切な方だった。

実家の留守電に父の体調を気遣うメッセージが何度となく入っていたので、
父の死を手紙で知らせ、その後初めて電話で直接話しをした。

電話でしか話したこともない父の死を、決して奢ることなくいつも穏やかに
お話ししてくださり…と、とても惜しんでいるその言葉を聞いて

人の生き方は、こういう風に評価されるものなんだ

と改めて、人との接し方を考えさせらた。
人は、一人では生きてはいけないのだから。

みんなから、惜しまれる父を誇りに思う。

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by petit_memo | 2014-12-04 09:02 | ひとりごと | Trackback