アゲハチョウ

今年も下の子が、学校の木にアゲハチョウの幼虫を見つけて持って帰ってきた。
さっそく葉っぱを入れて、時々見ていたけれど、ちょうど週末入れていた葉っぱが枯れて
とてもじゃないが幼虫が食べられる状態ではなくなった。

週末は学校には入れない。
近所にみかんの木はない。
ネットで他に何か食べないかと調べたけれど、簡単に手に入る物はなかった。

日曜日の夜
「明日一番で葉っぱをいれてもらいなね。それまでがんばりなね」
とカサカサになった葉っぱにしがみついている小さな青虫に私は話しかけた。

下の子はこれに懲りて
「今年は学校で飼う」
と言って、そのまま学校に持っていった。

青虫がハグハグと無心に葉っぱを食べる姿が好きで、それを見られないのはちょっと残念だったけれど
でも、また同じ事態が起きると困るので、断念した。

時々、下の子が
「さなぎになったよ」
とか
「さなぎが黒くなったから、もうすぐ成虫になるね」
と教えてくれた。

そして、おとといついにアゲハチョウになった。
去年はクロアゲハだったけれど、今年は普通のアゲハチョウだとか。

昨日、学校から持って帰ってきた。

「お母さん、来て!!はなすから…」
と言うので、玄関先まで出た。

飼育ケースの蓋を開けてもなかなか飛び立たない。
小雨が降っていたので、いきなりこの空の下にはなして大丈夫だろうか…。


下の子が小枝に蝶を乗せて持ち上げた途端、空高くはばたいていった。

最初はぎこちなく…
だんだんしっかりと…

隣の家の屋根の上に見えなくなったかと思うと、また戻ってきて、
また別の家の屋根の向こう側に行っても、また戻ってくる。


でも、やがて見えなくなった。

去年もこの瞬間、とてもせつなく寂しかった。
いつか自分の子がこうやって自分のもとから巣立っていく姿とだぶって。

今年はそれがさらに1年近づいた分、リアルだった。


「頑張って生きるんだよ」
心からエールを送った。



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by petit_memo | 2013-06-21 12:33 | 日常のこと | Trackback